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ぼくの初音ミクは渡さないもん [繰言]

誰か教えて,この利用規約の真意を.

11条は「一次著作権者は二次創作物に権利を失う」と解釈して正しいですか?
その失われた権利はクリプトン社に譲渡され,退会後も返ってこないと解釈して正しいですか?

もしこの解釈が正しいなら,何か法に抵触してませんか特に後半の部分.
こんな規約のもとでホイホイと参加活動する人の気が少なくとも私には理解できません.
というか,ちゃんと規約読んでますよね? ン千人いるらしい登録ユーザの皆様.
別に,だから活動やめろとか潰せとか過激なことを言うつもりはないですが,
規約の真意くらいは明確にしたいものです.

クリプトン社への私の質問コメントはどうやら黙殺されたみたいだし
私の懸念
> CGMの基盤としてSNSを整備するまでは理解できる.
> しかし,人が集まった時点で同社が主体で何か企画を発動したら,
> 少なくとも私は疑問視をするだろう.
・・のとおり,早速何か企画発動しちゃってるし

繰り返し書くけれど,ピア・プロダクション(peer production)とは
共有成果を生み出すため個人が自発的に集まり、自発的秩序形成によって作り上げた平等なコミュニティの力のみを使う、財やサービスの生産方法
という意味ですよね?
ルール(利用規約)も場所(SNS)もやること(企画)も会社が用意した場が『ピアプロ』とは何事?


そんなピア・プロダクションを気取ったり,
ニコ動がグレーでコソコソやってるだとか言わないで,いち企業らしく
「製品のプロモーションのネタがほしい」,「消費者からのフィードバックがほしい」・・って
素直に言えばいいのに.
そっちの方が余程建設的に作品を提供する気が起きるわ,とても良い製品を提供してる会社なんだから.

もし私なら,『「ピアプロ』という名前は最初から付けない.
最初は「ボカロイド作品投稿サイト」とか「共同作品コンテスト企画サイト」とかの意味を持たせた名前にする.
けれど,システムの中には協業をサポートする機能をふんだんに取り入れておく.
そして,ひととおり企画が成功し,会員が会社主導の協業企画を通して色々と経験し学んだ頃合を見計らって,告知する.
  「本サイトは以降,ボカロイドに関するCGMの活動拠点として皆様に開放します」
  「企画終了後,本サイトは『ピアプロ』と改名し存続ます」
規約は雛形だけ残して,あとはユーザが協業して改訂すればいい.

CGMを社会に根付かせたいなら,
『ピアプロ』を真のピアプロダクションの場としたいなら,
そういうSocial Networkの参加者自身の成長,権利関係の理解を含む情報リテラシーの向上が
一番大切なんじゃないのかな.
何か履き違えていませんか,ユーザも会社も.

--
企画の動画の投稿先zoomeも同じ穴の狢に.
zoome もクリプトン風味に利用規約を改訂する始末
改訂前後を読み比べてみると,要は「投稿者は同作品を他所で使うな」から
「投稿作品を当社が自由に使っても文句言うな」
という内容に変更しただけじゃないのですかね?
しかも,この改訂の主旨を「本改訂はユーザー様の権利を守るためのもの」と理由付けしながら
「改訂前の投稿についても同様の趣旨で取り扱わせていただきます。」
・・もう[同意する]ボタンを押すのが色々と怖くなってきました.


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