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ハートがチクチキューしちゃうの♪ ---- ホムンクルスの内臓はどこ? [学術]

mm(Θ_Θ‐ んつっ・・
mm(XдX‐ ぐはっ!
..__o(_ _ o)
..__o(- - o) 。oO( ・・・)
.._ゞ(- - o) ふきふき.
mm(@_@‐ ) カタカタ・・

(;‐@_@) 何を独り上手してるん?
mm(@_@‐ ) 心臓がねー.ちょっとねー.
(;‐@_@) 悪いのか?
mm(@_@‐ ) 腱鞘炎なのー.
(;‐@_@) 心臓が腱鞘炎になるのか?
mm(@_@‐ ) 腱鞘炎は左手薬指の付け根の甲の辺り.だけど同時に心臓もチクチキューって痛くなるの.
(;‐O_O) チクチキュー・・て・・

(@_@‐ ) 腱鞘炎は親指,薬指,手首に多くて,その部位の酷使と血行不良が原因と言われてる.
( ‐@_@) ふむ.マッサージなどでリラックスすると血流が改善されて治まるという療法もあるらしい.
(@_@‐ ) しかし,いくら血流が関係しているからとはいえ,左手薬指と心臓が同時に痛むというのは変でしょ.
( ‐@_@) う~ん・・それに今まで心臓に関係する病気を患ったことはないし.
(@_@‐ ) 人の体は複雑で,患部と異なる部位が痛むこともある.身近な例だとアイスクリーム頭痛なんかがそれ.
( ‐@_@) あー.三叉神経とかいうところで伝達が混乱して頭痛と勘違いする.
mm(@_@‐ ) 関連性疼痛と呼ばれるらしい.仕組みは違うと思うが,他にも,頭部掻いたら鼻がヒクヒクしてくしゃみが出そうになるとか.
( ‐O_O) それは知らん.
(@_@‐ ) おそらく左薬指の腱鞘炎と心臓チクチキューも神経の混乱によるものだと思うのよ.
(;‐O_O) だから,チクチキュー・・て・・

(@_@‐ ) では,どこで神経が混乱してると思う?
( ‐@_@) 左手薬指と心臓・・ring finger,ハートを繋ぐ結婚指輪.
(@_@‐ ) そうそれだ!左手薬指は心臓に「近い」とか「繋がっている」という説.けれど医学的・解剖学的な説明を聞いたことが無い.
( ‐@_@) う~ん,具体的に何がどう近くて繋がっているのか.
L(☆_☆‐ ) そこで私は提唱する!『脳内ホムンクルス(こびとさん)の左薬指が心臓と近くて一緒にチクチキューしちゃうの~♪イヤよイヤよイヤよ見つめちゃイヤーも好きのうちだと勘違い説』!!
(;‐O_O) 。oO( ・・・ )

(@_@‐ ) 専門的なことはよく知らないのだが,体性感覚野というのが大脳皮質に地図状に広がってる.
( ‐@_@) 体性感覚っていうのは体表の触・痛・圧・温・冷の感覚,深部痛覚,運動感覚・・か.手や顔に対応する領域は発達していて広いねぇ.
(@_@‐ ) 運動野も地図状になる.まるでこの地図のように歪んだこびとさんが脳内にいるみたいだから,ラテン語で小人を意味するホムンクルス(Homunculus)と呼ばれる.
( ‐@_@)mm Penfield と Boldrey が図示したのね  ふぇー・・.
(@_@‐ ) けれど,こびとさんの全容が解明されているわけではない.特に,内臓が不明じゃないか.
( ‐@_@) んー・・舌は地図にあるけど胃腸が見当たらないね.腹痛の感覚はどこなんだ?腹つねられた痛みとは違うぞ.
L(@_@‐ ) そして見たまえワトソン君!心臓もないではないか.
( ‐O_O) 誰がワトソン君だよ.

(@_@‐ ) 腱鞘炎の痛みは,三叉神経みたいにどこかの経路で混乱を起こしてない限り,おそらく脳で心臓チクチキューと勘違いしている.違うか?
( ‐@_@) なるほどね.いいかげんチクチキュー言うな.
(@_@‐ ) そして,勘違いを起こす伝達経路が大脳皮質に存在するはずだから,脳内地図的に左薬指と心臓が近く繋がっている.
( ‐@_@) 誰か,ホムンクルスの内臓を研究してないかなぁ・・.
(@_@‐ ) 脳内ホムンクルス勘違い説.こびとさんの心臓は左薬指近辺にあるはず.この研究がまったくされていないのなら,我輩が第一提唱者だわっはっはー.
( ‐O_O) 。oO( それがこんなチラシの裏同然のブログとはな・・ )

(@_@‐ ) 体表が刺激されると脳内では内臓も刺激される.まるで針灸壷の世界だ.
( ‐@_@) そうか,ホムンクルスの内臓を調べると,東洋医学と西洋医学の関係を解剖学的に説明できるかもしれないね.
(@_@‐ ) 内臓は直接触れないけど,内臓に近いホムンクルスの体表を刺激することはできる.
( ‐@_@) 足の裏に内臓が多かったりしてー.


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雑誌の色 [学術]

研究では三度の飯以上に論文を読むのだが,
最近の文献の多くは電子化されているので,主にPDFファイルで入手できることが多い.

(@_@‐ ) ← こいつの場合,こんな文献の集め方をする.
まずは適当なキーワードでぐぐる(当然,ウェブ全体から英単語で検索).
これで関連する文献が直接にひっかかることも多いが,
見つからなければ,そこから別のキーワードや,
関係していそうな研究者名などを拾い上げ,再びぐぐる.
これで見つかることもあるし,
研究者のWebページや所属機関のレポジトリなどが見つかれば
そこからPDFが入手できることも多々ある.

文献が見つかっても,PDFが直接に入手できないこともある.著作権だ.
そういう時は,とりあえず図書館経由で検索する.ScienceDirectとか,SpringerLinkとか.
大学が買っている電子ジャーナルならばこれで手に入る.

書架で埃かぶって変色してる雑誌を発掘してはコピー機にかけていた一昔前では
考えられないくらい簡単に文献にありつける時代ですねぇ.
けれど,ふと逆に心配なことに気がついた.
欲しい文献がPDFファイルで単独で手に入るということは,
配布される冊子を手にする機会がどんどんなくなるということ.

例えば,知りたい単語を辞書から探すとき,
分厚い辞書を開くのではなく,Webで辞書を引くことを想像して見る.
紙の辞書を開くと,お目当ての単語だけでなく,思わず隣の単語にも目がいっちゃうよね.
これが意外と勉強になっていたりする.
そして,こんなふうに興味本位で探検していると,
書店にたくさん並ぶ辞書の中で,どの辞書はどんな特徴があるのかとか,
どんな用途に向いているとか,どんな哲学で編纂されたのかが見えてくる.

・・で,論文誌の場合,
例えば IEEE Transactions なんかは当然全部電子化されてるけれど,
黄色いPAMIの冊子を古いやつから適当にパラパラと開いてみると,
90年くらいを境に
「ふぇ?なんでこんな論文が同じ雑誌に掲載されてるの?」
と首を傾げたくなることがある.
これって自分の知見が狭いからなのだろうか?
それとも論文誌の哲学がボケてきたんじゃないかしらん?

他にも,
今の Pattern Recognition と Pattern Recognition Letters はどう住み分けてるの?・・とか.
昔は,PRLの方に技術速報的な役割のある短い文献があって,
PRは成熟した研究が掲載されるような住み分けがあったらしい.

こんな具合に,文献を電子的に単品でばかり見ているうちに,
論文誌の哲学が訳ワカメになったりしないかしらん.
そして論文誌にいざ投稿するとき,投稿先の論文誌の哲学がわからなかったり,
哲学そのものが曖昧になってたりすることが,電子化の隠れた弊害のひとつなのかもね.

さて問題です.Pattern Recognition 誌の表紙は何色でしょう? ‐@_@)ノ


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