小浜温泉へ [軽車両]
ぼくらのじゃがちゃんは,千々石観光センターにしか売ってないのかしら.
崖下の海辺から雲仙鉄道跡■■を辿ったけど,トンネルと切り通しが交互する201号を通り抜けるときは,まるで鉄道車両になった気分.サイクリングには絶好.
今はなき雲仙鉄道は,愛野から小浜までの温泉地めぐりの観光のため1923年に作られた温泉軽便鉄道を発祥とする.後で調べてみたら,島原半島西側の橘湾(千々石湾)はカルデラの陥没でできた湾なのだそうで,地下のマグマは今でもこの辺一帯の温泉地の熱源になっている.90年前の1922年にはM6.9の島原半島大地震の震源にもなって,30mの津波にも襲われたそうだ.ということは,温泉軽便鉄道は震災からの復興事業でもあったのだろうか.
長崎では原爆や水害や噴火の災いが多く語り継がれているけれど,地震がほとんど起きない地と言って安心している人がなぜか多い.地震列島の西端で,海岸線からの距離が15km以上の地点がない島と半島からなるこの地の人々は,島原半島大地震も忘れてはならない.
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